はじめに
こんにちは、Trade Trainerスタッフです。
資産運用にはある秘密があります。
それは複利です!
銀行にお金を預けると、その預けたお金は、時間が経つと増えていきます、この増えるお金のことを「利息」と言います。
この利息には大きく分けて2つの計算方法があります。
一つは「単利」
もう一つが複利です。
単利は一定の割合で利息がつくことで、複利は利息にもさらに利息が付く仕組みで、資産を大きく増やす力があります。
今回は資産運用方法ごとの利率や、「単利」と「複利」でどのくらい違うのかを分かりやすく説明していきます。
1. 単利と複利の違い
単利とは元本に対して一定の割合で利子が付く計算方法です。
複利とは単に利息が付くだけでなく、その利息にもさらに利息が付いていく仕組みのことです。
例①
元本100万円を年10%の利回りで10年間運用したとします。
単利:100万円+(100万×0.1×10)=200万円
複利:100万円×(1+0.1)^10=259.3万円
その差は約60万円、これが複利の力です。
まさしく”お金がお金を生む”力というわけですね。
例②
毎月1万円を貯金した場合と、年3%で積立投資し複利運用した場合を考えてみます。
10年後には…
単利は120万円、複利だと139万円にまで増えます。
たった19万円?と思うかもしれません。しかし、
20年後…
単利240万円、複利327万円、差額87万円。
30年後…
単利360万円、複利580万円、差額220万円。
40年後…
単利480万円、複利919万円、差額439万円。
50年後…
単利600万円、複利1375万円、差額775万円。
何と資産が倍以上になる計算です!
複利の凄いところは時間が経つにつれてお金がどんどん増えていくところ。理論物理学者として有名なアインシュタインは複利を“人類最大の発明”と呼んだほどで、複利の力が凄まじいことが分かりますね。
では、この複利の力を効果的に発揮するにはどの資産運用方法がいいのか?
以下で解説していきます。
2. 銀行定期預金
まずは銀行の定期預金
最も安全な資産運用の一つです。
元本保証がありリスクが極めて低いため、初心者やリスクを避けたい方に適してるでしょう。
しかし、その分金利が非常に低く、複利の効果を十分に発揮するには時間がかかります。
仮に都市銀行に年利0.1%台で100万円を預けたとしても10年後にはほとんど増えていません。
インフレ率を年2%を目標にしている日本では実質赤字です。
長所
- 元本保証があるため安心感がある
- 金利が一定で安定したリターンが得られる。
短所
- 現在の金利水準が低い為、長期的な成長は期待できない。
- インフレリスクによって実質価値が目減りする可能性がある
こんな単純明快でマイナス運用をする定期預金に、はたしてお金を入れるべきでしょうか?
3. 国債
皆さんはお金を借りたり貸したりしたことはありますか?
国も大きなお金が必要になるときにお金を借ります。その時に発行されるのが「国債」です。
国債は、国がお金を借りるために発行する「借用証書」のようなものです。皆さんが友達にお金を貸して、あとで返してもらう約束をするのと同じように、国はお金を貸してくれた人(投資家)に、将来、元本と利子を返すことを約束します。
国債は国が発行する債券で、返済が国によって保証されているため
安全性が高い投資商品です。
特に日本国債は信用が高くリスクを抑えた運用が可能です。
しかしリターンは低めで、長期的に大きな成長を期待することは難しいです。
長所
- 国によって保証されているため、極めて安全
- 金利が銀行預金よりも高い場合がある
短所
- 長期的なリターンが低く、資産の増加スピードが遅い
- 一度購入すると、満期まで資金がロックされることが多い
4. 投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を、株式や債券など様々な資産に分散して投資する金融商品です。リスク分散によって、個別の資産に依存せず、安定した成長を期待できます。プロの運用者が管理するため、初心者でも始めやすいです。
長期的に見れば、複利の効果をしっかりと感じることができます。
特に、インデックス型の投資信託は管理手数料も低く、初心者にもおすすめです。
ただし、運用手数料がかかるため、リターンが削られることもあります。
長所
- 分散投資によるリスク軽減が可能
- プロの運用者が資産を管理するため、初心者でも安心
- 長期的な成長が期待できる
短所
- 手数料がかかるため、コストが発生する
- 投資対象によっては、リスクが残る
5. 国内外株
株式投資は国内外の企業に投資することで、企業の成長を直接享受できます。
特に、優良企業の株を保有し続けることで、配当金や株価上昇を通じて複利の効果を活かすことが可能です。
しかし、企業業績や市場の変動によりリスクも伴うため
短期的な価格変動には注意が必要です。
長所
- 高いリターンが期待できる
- 成長性の高い企業に投資することで、資産が大きく増える可能性がある
短所
- 株価の変動が大きく、短期的なリスクが高い
- 企業の業績によって、損失を被る可能性がある
6. S&P500などのインデックス投資
S&P500は、アメリカの主要500社に投資するインデックスファンドで、長期的に安定したリターンを提供してきました。
複利の力を最も活かせる投資先の一つと言えるでしょう。
長期間運用することで、市場の短期的な波を乗り越え資産を確実に成長させることができます。
ただし、市場全体が下落すると影響を受けるリスクがあります。
長所
- 市場全体に投資するため、個別株のリスクが軽減される
- 歴史的に見ても、長期的な成長が期待できる
短所
- 短期的なリターンは限定的で、即時の大きな利益は期待できない
- 市場全体が下落する場合、大きな損失を被る可能性がある
7. FX
FX(外国為替証拠金取引)は、短期間で大きな利益を狙える一方で、リスクも非常に高い投資方法です。しかし、適切な資金管理と検証を行うことで、複利の効果を最大限に引き出すことができます。
TradeTrainerのようなツールを使って、トレードを検証しリスクを最小限に抑えた運用を心がけることが成功のカギです。
長所
- レバレッジを活用することで、少ない資金でも大きな利益を狙える
- 通貨ペアの選び方次第で、成長市場に乗れる
短所
- レバレッジによるリスクが非常に高い
- 為替の変動により、大きな損失を被る可能性がある
8. どの方法を選ぶべきか?
安全な資産運用では現在のインフレに対応できていない状況です。
どちらを選ぶかは最終的には皆さんの判断次第です。
ですが、ここまで紹介してきた6つの選択肢の中で、安全性を求めたいと思う方がこのブログを読んでいるとは思えません。
リスクを取りながら大きなリターンを目指すならファンド・インデックス投資・株式投資やFXが選択肢となります。
特にFXでは短期間で複利の効果を最大限に引き出せる可能性があるのが魅力ですが、覚悟も知識も経験も必要です。
TradeTrainerを活用することで、ご自身のトレード手法の実験・検証をし、リアルトレードでは適切な資金管理をしながら複利の効果であなたの資産を長期的に、そして確実に成長させていきしょう。
まずは体験版をお試しください。