はじめに
皆さんこんにちは。トレードトレーナースタッフです。6月22日に開催されたFX ブレイクアウトフォーラム2024が無事に終了しました。
開催前は人が来るかどうか心配でしたが、立ち見が出るほどの大盛況で、大成功でした。多くのプロトレーダーの方々も参加していただきました。
プロトレーダーとの出会い
フォーラムでは、数人のプロトレーダーとお話する機会がありました。
その中でも、トレーダーになるためのプロセスを大切にされている方々と話をすることができ、とても共感できました。
特に、今回ご紹介するトレーダーの先生は、私の意見にも共感していただきましたし、登壇時には「自分だけのトレードルールを作ってください」「自分の得意パターンだけで勝負しましょう」「とにかく練習しましょう」と来場者に伝えていました。
マーフィーこと柾木利彦先生
今回ご紹介するのは、マーフィーこと柾木利彦先生です。
40年間、外国為替に携わり、その中で独自のチャート分析手法「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」などを確立されています。
マーフィー先生が動画でも伝えているのは、ファンダメンタルズ分析はそれほど重要ではなく、指標を確認する程度で十分だということです。
そして、トレードルールを必ず作り、チャートを10,000回繰り返し検証してほしい。チャートを眺めるだけでも練習になるので、是非してほしいと話しています。
マーフィー先生の手法を検証
マーフィー先生の手法「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」を学び、自分自身で使える手法にしていきたいと思います。
スパンモデル
スパンモデルは、時間的要素を重視したチャート分析法で、いつ買うかいつ売るかの判断に適しています。
スパンモデルには青色スパン、赤色スパン、遅行スパンの3つがあり、それぞれ短期、中期、長期のトレンド方向を示します。
・青色スパン:
短期トレンド方向を示し、ローソク足との位置関係で判断します。
ローソク足終値が青色スパンの上方→買い優勢
ローソク足終値が青色スパンの下方→売り優勢
・赤色スパン:
中期トレンド方向を示し、スパンの向きで判断します。
赤色スパンの向きが上昇方向→買い優勢
赤色スパンの向きが下落方向→売り優勢
・遅行スパン:
長期トレンド方向を示し、上昇トレンド、下落トレンド、レンジ相場を一目で判断できます。
上昇トレンド=遅行スパンの位置は、ローソク足の上に位置している
下落トレンド=遅行スパンの位置は、ローソク足の下に位置している
レンジ相場 =遅行スパンの位置は、ローソク足に絡みだす
スーパーボリンジャー
スーパーボリンジャーは、ボリンジャーバンドに遅行スパンを加えたツールで、21期間の単純移動平均線(SMA)を中心に、標準偏差を±1~3σまで表示します。
今回はスーパーボリンジャーの検証に焦点を当てます。
「走る相場」と「巡航速度の相場」について検証していきます。
参考動画として、
マーフィー先生の「鉄板トレード戦略やエントリーとエグジットの【デイトレード】」の動画を確認してみてください。
走る相場のトレードルール:買い場面(売りは逆の場面)
セットアップ(大局観:1時間足)
- 遅行スパンの陽転
- バンド幅が拡大
- 終値が+2σラインを上回る
- 終値が+1σラインを下回ったら走る相場終了、巡航速度のトレードに移行
エントリー(5分足)
+1σからセンターラインゾーンで買いエントリー
エグジット(5分足)
- 10~15pipsで一旦利確、回転をきかせたい
- 終値がセンターラインを下回ると一旦利確
終値が-2σを2本連続で下回れば一旦ロスカット
巡航速度のトレードルール:買い場面(売りは逆の場面)
セットアップ(大局観:1時間足)
- 遅行スパンの陽転
- バンド幅が拡大
- 終値が+1σラインを上回る続ける限り買い戦略
- 終値が+1σラインを下回ったら一旦撤退
エントリー(5分足)
- +1σラインからセンターラインゾーン打診買い
- センターラインから-2σラインゾーン押し目買い
エグジット(5分足)
- 10~15pipsで一旦利確、回転をきかせたい
終値が-2σを2本連続で下回れば一旦ロスカット
検証方法
正しい検証方法は、前の動画で説明した通り「守破離」を守ります。
まずは「守」から始めていきます。「守」の基本は
- 環境認識(セットアップなど)
- エントリ手順(損切り・利確)
- トレード通貨(マニュアル通り)
- トレード回数(年間・月間)
- 手法の勝率(時間帯関係なく)
- 資金管理もマニュアル通り
「守」の検証の注意点。
- 手法の手順を確認しながら丁寧に検証をする
- 気づいた点があればノートに書き込む
- 巻き戻してもいいので手法の条件場面を探す
- 守では利益率等は気にしない
- 守はマニュアルに忠実に検証する
私はドル円の2023年の1年間検証していきます。
同じ様に検証する方も、頑張って検証していきましょう。
今回のブログを読んで「TradeTrainer」に興味を持っていただいた方は、まずは体験版をお試しください。体験版は昨日の98%を使えますので、ぜひお試しください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう。さようなら!!