はじめに
皆さんこんにちは、トレードトレーナースタッフです。
今回のブログでは、前回ご紹介したマーフィーさんの「スーパーボリンジャーバンド手法」を、実際に自分自身が使いこなせるようになるまで検証していく様子をお届けします。
まず、前回の動画を振り返りましょう。マーフィーこと柾木俊彦さんは、相場判断と売買判断のために「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」「アクティベート時間分析」という3つの手法を考案しました。これらの手法を使い分けることで、長年にわたり安定した利益を生み出しています。
マーフィーさんが動画でよく言うのは、「トレードは探すよりも待つ」ことの重要性です。
エントリーポイントを探しに行くと、自分の優位な考えで探し出すため、再現性が低くなり負ける事も多くなります。なので、トレードはチャンスが来るまで「待つ」という事です。
他にも、「見ているだけでも練習になる。」「自分だけのトレードルールを作りましょう。」「得意なパターンだけで勝負する。」そして、「必ず練習を重ねることが大切です。」
という事を動画内でもお話していました。
今回は、マーフィーさんの手法の中でも「スーパーボリンジャーバンド手法」を自分自身で使えるようにするため、検証していきます。
スーパーボリンジャーバンド手法とは
スーパーボリンジャーバンドは、ボリンジャーバンドに遅行スパンを加えたツールです。設定は以下の通りです:
– ボリンジャーバンドの期間:21
– 標準偏差:±1σから±3σまで表示
– 遅行スパン:21
マーフィーさんはスーパーボリンジャーをチャートに表示すると、遅行スパンが最も重要で、次に±1σ、±2σ、センターライン、±3σの順に重要となるといっています。これを理解した上で、まずはスーパーボリンジャーの基本を検証していきましょう。
検証設定
– 期間:2023年1月3日から12月31日
– 通貨ペア:ドル円
– 初期資金:1,000,000円
– レバレッジ:400
– GMT:夏時間+3、冬時間+2
– 表示チャート:4時間、1時間、5分、1分
スーパーボリンジャーバンドのルール
「鉄板トレード戦略、エントリーとEXIT」を参考にしています。
買い優勢の走る相場のセットアップ
– 遅行スパンが陽転
– バンド幅が拡大
– ローソク足の終値が+2σを上回り確定後、5分足に切り替えエントリーチャンスを待つ
走る相場は、終値が+2σを上回り続ける局面のことです。
エントリー
– +1σからセンターラインの間のゾーンでエントリー
決済
– 10から15ピプスで一旦利益確定、その後チャンスが来ればトレードをする。
– 終値がセンターラインを下回ると一旦決済
– 終値が-2σを2本連続で下回ればロスカット
買い優勢の巡航速度のセットアップ
– 遅行スパンの陽転
– バンド幅が拡大
– 終値が+1σを上回り続ける限り買い戦略
– 終値が+1σを下回ったら一旦撤退
セットアップ完了後、5分足でエントリーチャンスを待ちます。
– +1σからセンターラインゾーンで打診買い
– センターラインから-2σゾーンで押し目買い
– 決済は10から15ピップスで一旦利益確定
– 終値が-2σを2本連続で下回ればロスカット
検証方法
まずは走る相場の検証を行います。
売りの場面は買いのルールと逆のルールになります。
今回は守破離の「守」の部分、すなわちスーパーボリンジャー手法を理解するための基礎検証です。
ゆっくりと丁寧に手法の手順通り検証を進めましょう。気になる場面はノートしたり、スクリーンショットを撮るなどして記録しましょう。
走る相場のトレードルールを確認し、ドル円の2023年1月からの検証を始めます。
良かったらYoutube動画の方もご視聴ください。
動画をご視聴頂くと、検証結果や考察なども動画の後半でお話しています。
さあ、皆さんもぜひ一緒に検証を進め、自分自身のトレードスキルを向上させましょう。