【徹底解説】ポコさんのプチスイング手法とは?
皆さんこんにちは!Trade Trainerスタッフです。
前回紹介したプチスイング手法は、FX初心者でも始めやすく、再現性の高いトレード手法として注目されています。
その名のとおり、スイングトレードよりも短期間で完結するのが特徴です。
今回ご紹介するのは、FXクローバー・ポコさんとのコラボ動画で取り上げた「プチスイング手法」の検証内容です。
日々アップデートされており初心者にも分かりやすく丁寧に解説しているので、まずはこの動画をチェックして手法の全体像を掴んでください。
この動画をベースに、自分の検証作業をスタートさせていきましょう。
1. 初心者にもわかる!プチスイング手法のルール解説
セットアップ条件と確認ポイント
プチスイング手法の基本となるセットアップ条件は、日足チャートにおけるボリンジャーバンド±2シグマのブレイクです。このブレイク確定に対して、20MAと5MAが同じ方向に向いていることが重要なチェックポイントになります。
このシグナルが確認できたら、次は目線を1時間足や4時間足に切り替えてエントリーポイントを探していきます。ここでもMA(移動平均線)が同調しているかを見極めるのがポイントです。
エントリーポイントの判断基準
1時間足では、5MA・20MAと4時間足の5MAが同じ方向を向いているときに押し目買いや戻り売りを狙います。4時間足でのエントリーの場合は、5MAと20MAと日足の5MAの同調を確認しましょう。
また、ロングエントリーの場合5MAが20MAの上に位置しているといった「位置関係」も重要です。MAが同調していても、この条件を満たしていない場合はエントリーを見送るのが望ましいです。
初期検証で気にしなくていい項目
はじめてこの手法を検証する際には、抵抗体(サポート・レジスタンス)や勝率を気にしすぎないことが大切です。目的はあくまで、セットアップとエントリールールを体で覚えることです。
この段階では、条件通りに検証を繰り返して手法の感覚を身につけることが大切です。
2. プチスイング手法のメリットまとめ
明確なエントリータイミングと時間管理のしやすさ
プチスイング手法では、6時・10時・14時・18時・22時(夏時間)など、エントリーの時間帯があらかじめ決まっています。そのため、チャートに貼りつかずともチャンスを狙えるのが大きな利点です。
時間管理がしやすいため、仕事や家庭とトレードを両立したい方にも向いています。
初心者向けのシンプルな分析手法
この手法の分析対象は、日足と4時間足が中心です。スキャルピングのように複雑なテクニカル分析を必要とせず、視覚的にわかりやすいサインで判断が可能です。
そのため、テクニカル初心者にも取り組みやすい構成となっています。
精神的負担が少なく、ルールに従いやすい
エントリー回数が少ないぶん、感情的なミスが起きにくくなります。トレード中に迷いが少なく、ルールを守りやすいため、ストレスの軽減にもつながります。
また、ポジション保有時間も比較的短く、ホールドによる精神的負担が軽くなる点もメリットです。
再現性の高さとグランビル法則の活用
プチスイング手法は明確なルールと再現性の高さが魅力です。さらに、グランビルの法則(移動平均線に引きつけるエントリー戦略)を意識することで、より精度の高いトレードが可能になります。
ただし、グランビルの法則は過去の傾向に基づいた理論であり、万能ではありません。
裁量の幅が大きくなりやすいので、検証を通じて自分なりに使いこなせるようにすることが大切です。
3. プチスイング手法の注意点とデメリット
トレード機会や資金効率の課題
1時間足や4時間足でエントリーポイントを待つため、スキャルピングに比べて取引回数が少なくなります。そのぶん、資金効率も劣る傾向があります。
頻繁にトレードしたい方や、資金回転率を重視する方には向かないかもしれませんが、これは監視通貨ペアを増やすことで解決できます。
チャート常時監視が好きな人には不向き
この手法は、確定時間にチャートをチェックするスタイルのため、常に相場を見ていたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
しかしながら、チャートを見すぎないことが成功のカギでもあります。
手間のかかる検証作業が必要
手法の再現性を高めるには、過去チャートを使った繰り返しの検証が不可欠です。検証を「苦行」と感じてしまう方にとっては、継続が難しくなる可能性もあります。
この点はTrade Trainerを最大限に活用してください。
検証を重ねることで得られる自信と経験は、実戦での大きな武器になります。
4. 勝ちトレーダーに共通する検証と実行力
優位性を見極める力と継続的な検証
勝ち続けているトレーダーは、どこで勝ちやすいのか=優位性(成功確率が高く、利益が見込めるポイント)を明確に理解しています。
それには、徹底した検証作業を通じてしか得られません。一貫した手法とルールを守り続けることが、長期的な成功につながるのです。
自分に合った手法を構築する大切さ
どれほど優れた手法でも、自分の性格や生活リズムに合っていなければ長く続きません。手法をカスタマイズし、自分に最適化することが重要です。
そのためにも、他人の手法をそのまま使うのではなく、自分で検証し、納得できるものに仕上げるプロセスが必要です。
5. ドル円を使った実際の検証結果とデータ
トレード回数・勝率・PFなどの基本データ
実際の検証では、ドル円の通貨ペアで1年間を通じて16回のトレードが行われ、勝率は75%、利益率は8%という結果が出ました。
プロフィットファクター(PF)も2.94と高水準で、安定感のある手法であることがうかがえます。
時間帯・曜日別の有利な傾向とは?
曜日別では、水曜日がノートレードという結果に。時間帯では10時、22時、23時が特に高勝率でした。
この傾向から、自分のライフスタイルに合った時間帯でのトレード戦略を立てやすくなります。
他通貨でも高勝率を実現できるのか
検証はドル円以外にも5通貨で実施し、すべて70%以上の勝率を記録しました。中には80%を超える通貨もあり、汎用性の高さを確認してます。
どの通貨もトレード回数は月1〜2回程度と少なめですが、そのぶん精度の高いトレードを目指せる手法です。
6. 自分の検証を始めよう!環境別おすすめスタイル
日中時間に余裕がある人向けの活用法
午前10時に高勝率の傾向があるため、日中に時間が取れる方は朝のエントリーチャンスを活かすのが良いでしょう。
専業主婦の方や夜勤明けの方には特におすすめです。
夜間の限られた時間で実践したい人へ
22時や23時にも高勝率の傾向があるため、サラリーマンの方でも夜間に検証と実践がしやすい手法です。
短時間でも効率よくトレードしたい方に最適です。
トレードスタイルに合った通貨ペアの選び方
通貨ペアごとにエントリーチャンスの頻度や動きのクセが異なるため、自分のスタイルに合った通貨を選ぶことが重要です。
複数の通貨を検証してみて、自分にフィットするパターンを探していきましょう。
7. 検証から始まる勝ち続けるトレードの第一歩
チャート設定の参考動画と使い方
チャートの初期設定は「Trade Trainer」の解説動画やポコさんの検証動画を参照しましょう。インジケーターの設定や見方を自分の手で再現することが、ご自身の理解を深める第一歩です。
他人に頼らず、自分で設定してみる姿勢がとても大切です。
検証から学ぶトレード精度の高め方
検証作業は、単に成功・失敗を確認するだけでなく、なぜその結果になったのかを分析する時間でもあります。
検証で得られた知見は、リアルな場面での判断力向上にも直結します。
Trade Trainerを活用して検証を始めよう
Trade Trainerを使えば、過去チャートを自在に動かしながらリアルな環境で検証ができます。
また検証を「苦行」と感じることがないように設計しており、データ分析も容易です。
まずはルール通りに検証を進めて、少しずつ自分のスタイルに落とし込んでいきましょう。